Mmmh / KAI 解説

「カイ博物館でドーセントのジョンインに説明を聞いてる気分」なカイ本人による解説!

FILM:KAI

 

Hello Stranger

キーワードは“インスピレーション”。

ステージに上がる前のインスピレーション。

 

「すごくリラックスできる家。家で悩んでる姿で、ステージに上がる前にどんな風にするか、インスピレーションを得る時、そういうのを表現している。家でお風呂に入って悩んだり、食べ物でストレス解消している様子を表している。最初に感情の部分を見せたくて、ビームプロジェクトをスモッグに直接映して、それを見ながら、カイがカイを見ながらインスピレーションを得る姿を表現したくて、最初の長いテイクはワンテイクなんです。

なのでテイク自体も僕が編集される方にお話ししてこの部分では感情を表現したい、でもその後の盛り上がるクライマックスは、もっとカットシーンをたくさん入れて見てる人達が感じとれるように、かなり気を配りました。

叙情的なギターサウンドがとてもいい曲です。初めて会った見知らぬ人に妙に同質感を感じて自然に話しかけるような歌詞が特徴。映画の名台詞でも有名ですね。

見知らぬ人に話しかけるような内容もあるが、自分自身にも見知らぬ感じを覚える時もあると思います。

あるいは親しい人でもたまに遠くに感じる時、あるいは新しい状況ではなく慣れた状況で不慣れに感じる時、そういうことを表現した曲です。」

 

 

Reason

キーワードは“カイが言いたいこと”。

観客は自分の観たいものだけを観るけども、僕はそれを超えて君の心を盗む。と言うメッセージが込められている。

 

「衣装が2種類あって、レストランで群衆の中にいるけど、自分で領域を作る。他の人とは混ざらない、僕だけのパフォーマンスを見せる。レストランにいる人達(群衆)は、それぞれ話しをしていてそれぞれ食べながら人のことは気にしないですよね。例えば、ここに多くのテーブルがあるんですが、同じ空間でも自分達が話したいことだけを話すじゃないですか。

僕がそこに入ったけど、みんな僕を気にせずにそれぞれ話しているのを見て、よし、僕が見せてやる、とパフォーマンスを行うんです。よりダイナミックに見せたかったので、バストショットもたくさん使って表情も見えるカットもたくさん使っています。

そしてここでは、僕だけの空間の中で心を盗むんだというのを表現していて、暗いバックでも、大衆が見ている明るい部分でも踊って、そういうのを表現しています。

808パターンのミニマルなクラブ音楽で中毒性のあるビートが特徴です。

好奇心を刺激する相手とお互いを探索しながらハマっていく過程が歌詞の主な内容。

他の曲と迷ったが、とてもヒップな曲なので、ダンスも歌も楽しいしドライブにも合うし、改めてカイの代表曲です!と発表してもいいくらい良い曲なので皆さんたくさん聴いて欲しいです。」

 

 

Amnesia

キーワードは“道”。

線路。僕が今まで歩いてきて、そして今後歩いていく道。が表現されている。

 

「線路なんですが、最初の感情のシーンで、僕が今まで歌手として歩いてきた道を振り返って、これからソロの歌手として何をやっていくか分からないじゃないですか。

それでも一人で悩みながら自分を信じて歩いていく、そういう感情が込められています。

そうしながら線路の上でパフォーマンスをして、寂しいという感じを入れたかったし、そして一人だけど輝いているということを皆さんに見せたかったんです。

なので衣装もキラキラしてるのを使って、そして照明も他の所よりも僕が踊るステージが輝くように気を配りました。

でも、後ろでは僕がこれから歩いていく道が見えるんです。

魅力的なグルーヴとメロディーが際立つR&Bトラック曲です。

恋に落ちた瞬間、過去の他の記憶は全て忘れて相手への記憶だけで満たしたい、そういうストーリーが込められています。この歌は僕が一番に選んだ歌。曲を聴いた時に野外がふと浮かんで、薄らと日が暮れている空が浮かぶのですが、それでいてすごく爽やかで、楽しい歌なので、この曲を歌いたい!と思って、最初に選んでレコーディングしました。」

 

 

Nothing On Me

キーワードは“苦悩”。

広野の荒地。世界が2つに分かれている。

自分の内面と、内面の他の何かと話しているのですが、これは僕が果てしなく芸術的に悩んで苦悩する場面が込められている。

それをどうやって解決して、どんな風に悩んでいるのかについて、表現している。

 

「最初の白い衣装が苦悩する前のカイで、踊りながら悩むのですが、よく見ると手は黄金色に染まっていきます。

地面を引っ掻きながら苦悩する。そのうち服が少しずつ色が付いて汚くなってきて何かがしきりに付く、というもので苦悩していく過程を表現したかった。

そうやって苦悩する間に鏡に映った自分の内面と話しをするんです。自分自身と対話してアイデンティティも見つけて…苦悩しながら額縁の中に入っていくのですが、そこから赤い衣装に切り替わります。

赤い衣装にすることで、さらに苦悩する自分自身を表現したかったし、女性ダンサー達と踊るとても強烈に心に残るパフォーマンスをしたくてそういう演出にしました。

ポイントなのですが、鏡に映るシーンで自分も映るのですが、月が見えます。反対側(内面)には闇があって…鏡を通して後ろは月で、僕が見ている方には太陽が見えます。そういう二重の意味を皆さんにお見せしたくて、そんな演出も入れてみました。

曲は、重いベースグルーヴが特徴の曲です。サビでサウンドが弾ける気持ち良さがある。

歌詞は、甘い香りに酔って相手に近づく瞬間が描写されている。特にこれはダンスで表現したかった曲です。」

 

 

 

これら全てを経験してから、Ride Or Dieではステージ前の姿とステージ後の姿。

ステージでの姿が出るじゃないですか、照明が点いて僕が登場して、そう言う悩みと恐怖を克服してから僕がステージに立つ。パフォーマンスをする。という、それぞれに基本的なキーワードがある。

 

Ride Or Die

「(上記の)これまでの曲でたくさん悩んで僕が歩んできた道、言いたいこと、インスピレーションを得るという過程が無ければこれはできないんです。

Hello Stranger で僕が感じて考えたインスピレーションがこのステージで繰り広げられる。

そして皆さんに僕のステージを見せる、という意味を持っています。これらは無限ループです。

ここで着ている衣装は、ベストを脱ぐとHello Strangerの衣装なんです。

東洋的なギターサウンドがとても特徴的で、タイトルの通り、心が惹かれる方に自由に楽しもう、というメッセージが込められています。

この曲はステージの最初や最後にやったらかっこいいだろうなと思いました。」

 

 

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Mmmh

「後ろが神殿。緑バックで撮ったので、実際どうなるか心配でした。神殿自体が何を表すかというと、

僕が救世主なんです。神格化された。神になったという表現。瞬間移動が僕の根本で欠かせないので、MVにも取り入れました。瞬間移動に今まで慣れないこともあったんですが、今回本格的に取り入れました。

瞬間移動の表現の中で、残像がありますが、その残像の中に本当の自分を見ろ、君のところに駆けつける、

という意味もあります。

ミニマルなトラックで、シンプルで中毒性の強いメロディーが調和したR&Bポップ曲です。

初めて会った相手に惹かれる気持ちを正直に自信たっぷりに話す歌詞が特徴の直進ラブソングです。」

 

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VLIVE “KAI (开): THE OPENING LIVE”(2020.12.01. 11:00)

文字起こし(意訳有り)@onomomoono